なんてね
もう ながいあいだ
きみの腕のなかでしか眠ってなかったから
どんな声で鳴いたらいいかわかんないや
きみが隣からいなくなって一ヶ月経つみたい。
まだ心臓を雑巾絞りされてるような苦しみに襲われることもあるけれど、だいぶ慣れたよ。
きみを失った傷は癒えないけど、きみのいない日々が当たり前になってきた。
完全に過去のひとにはできないけど、前を向いて歩いているよ。
始まりも終わりもあの交差点だったね。
わたしたち映画みたいな恋をしたけど、わたしはそんなドラマティックな日々を望んではいなかったよ。
ただ、きみと笑って、泣いて、喧嘩して、仲直りして、抱き合って、同じベッドで眠って、ときどきデートをして。
そんな毎日を過ごしていたかった。
毎年一緒に映画を観に行く約束、覚えてる?
きっと、ひとりか別のだれかと並んで観るんだよね。
よくわからないけど、悲しくてたまらないけど、きみと別れて正解だったと思うの。
もう手を繋ぐことも、抱きしめることも、キスすることもできないけど、きみの隣を歩くこともないけど、わたしの左腕にはきみとの愛が刻まれているからそんなに寂しくはないよ。
大切なものは宝箱にしまおう。
きれいなものも、そうじゃないものも。
楽しかったね、ダーリン。
本当に愛してた。